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2026.09.29

フォークリフト100年の大冒険!?

お子さまも一緒に読んでね☆彡

荷物を運ぶ「力持ち」は、
どうやって生まれたのでしょうか

皆みなさんは「倉庫そうこ」で、大きな荷物をひょいっと持ち上げて運ぶ、あの黄色やオレンジ色の車を見たことがありますか? 

名前は「フォークリフト」。私わたしたち物流会社ぶつりゅうがいしゃにとって、フォークリフトは毎日一緒いっしょに働く、なくてはならない相棒あいぼうです。

そんなフォークリフトですが、じつは今からおよそ100年前、まだこの世に1台もありませんでした。今日は、フォークリフトがどうやって生まれ、今のすがたになったのか、そのひみつを一緒にたどってみましょう。

1,機械きかいが なかった頃ころ

100年より もっと 昔むかし

大きな工場こうじょうや港みなとでは、昔むかしから重い荷物をたくさん運ぶ必要がありました。でも、便利べんりな機械がなかった頃は、人が自分の力で荷物を担かついだり、台車を手で押おしたり、馬に引かせた荷車にぐるまを使ったりしていました。

とても大変で、時間もかかる仕事でした。「もっと楽に、もっと速はやく、重い荷物を運べる機械があったらいいのに」——そう考える人たちが、少しずつ新しい機械を作り始はじめます。

昔むかしは人の力だけで荷物を運んでいました

2,初はじめての フォークリフト誕生たんじょう!

1910年代〜1920年代・アメリカ

1917年、アメリカのクラークという会社が、荷物を運ぶための小さな車「トラクター」を作りました。

これがフォークリフトのごく初期のご先祖さまです。

そして1923年、イエールという会社が、車の前に人間の指のような「フォーク(つめ)」と、上下に動く長い柱「マスト」を取とり付つけました。フォークを荷物の下に差さし込こんで持ち上げる——今のフォークリフトと同じ仕組しくみが、このとき初はじめて生まれたのです。

さらに1924年、クラーク社がエンジンで動くフォークリフトを作りました。この年が「フォークリフト誕生の年」とされていて、2024年にはちょうど100歳さいの誕生日を迎むかえました。

木のマストとフォークを備そなえた初期のフォークリフト

3,もっと便利べんりに!

1928年ごろ〜1930年代

1928年、クラーク社はフォークを動かす仕組しくみに「油圧ゆあつ」という技術を取り入れました。油の力を使うことで、レバーをそっと動かすだけで、重い荷物もなめらかに持ち上がるようになったのです。

同じ頃ころ、「パレット」という木の台も発明されました。荷物を一つずつ運ぶかわりに、パレットの上に荷物をまとめて乗のせ、フォークリフトでそのままごそっと運べるようになりました。お盆ぼんにたくさんのお皿を乗せて一気に運ぶ、あの感じにそっくりです。

パレットとフォークリフトがセットで使われるようになったことで、荷物を運ぶ時間が、ぐっと短くなりました。

4,戦争せんそうと物作ものづくりの時代じだい

1930年代後半〜1940年代

1939年、日本でも日本輸送機(今の三菱ロジスネクスト)という会社が、日本で初はじめてのフォークリフトを作りました。ただ、その後まもなく第二次世界大戦が始はじまり、日本ではしばらく広まりませんでした。

一方いっぽうアメリカでは、戦争によってたくさんの働き手が戦場に行ってしまい、工場や港で人手が足りなくなりました。そこで軍隊は「フォークリフトとパレットを使えば、少ない人数でも大量の物資を素早すばやく運べる」と気づき、一気に台数を増やしていきました。大変な時代が、フォークリフトを大きく成長させたのです。

1942年には電池で走る電動フォークリフトが、1947年にはディーゼルエンジンのフォークリフトが登場し、目的に合わせて選べる種類が増えていきました。

パレットに積つんだ荷物をフォークリフトで一気に運ぶ

5,もっと安全あんぜんに、もっと スマートに

1950年代〜1960年代

1954年、イギリスのランシング・バグナル社が「リーチ型りーちがた」というフォークリフトを開発しました。狭せまい通路の奥まで手(フォーク)を伸のばせるので、倉庫の棚たなを高くしても、荷物の出し入れができるようになりました。

1958年には、日本輸送機が世界で初はじめて「無人むじんフォークリフト」を開発しました。運転する人がいなくても、決まった道を自分で走る——まるでロボットのようなフォークリフトが、日本から世界に先駆さきがけて生まれたのです。

また1960年代からは、万が一の時ときに運転する人を守る「頭の上の屋根(ヘッドガード)」など、安全あんぜんのための工夫くふうもどんどん増えていきました。

6,今のフォークリフト、そして これから

現在〜未来

今のフォークリフトには、たくさんの種類があります。バッテリーで静かに走る電動タイプ、水素を使ってエネルギーを作るタイプ、狭せまい倉庫でも活躍かつやくするリーチ型りーちがた、そしてセンサーとコンピューターで自分で考えて動く無人タイプまで登場しています。

フォークリフトは、100年以上の間あいだ、たくさんの人たちが「もっと便利に」「もっと安全に」と工夫を重ねて、今の姿すがたになりました。そしてこれからも、皆さんのもとに荷物を届けるために、進化を続けていきます。

センサーを積んだ、やさしくてかしこい現代のフォークリフト

📌 ざっくり年表

  • 1917年アメリカのクラーク社が、荷物運び用の小さな車を開発
  • 1923年イエール社が「フォーク」と「マスト」を初はじめて搭載
  • 1924年クラーク社がエンジン式フォークリフトを開発(誕生たんじょうの年)
  • 1928年油圧の仕組しくみで、フォークがなめらかに動くように
  • 1930年代「パレット」が発明され、まとめて荷物を運べるように
  • 1939年日本輸送機が日本初にほんはつのフォークリフトを開発
  • 1940年代戦争をきっかけに、アメリカで一気に普及ふきゅう
  • 1954年狭せまい通路でも使える「リーチ型」が登場
  • 1958年日本輸送機が世界初せかいはつの無人フォークリフトを開発
  • 今電動・水素・無人運転など、さらに進化中

今度、倉庫やお店の裏でフォークリフトが働いているのを見かけたら、思い出してみてください。あの1台には、100年以上にわたる発明の歴史と、たくさんの人の「もっと良くしたい」という思いが詰つまっています。私わたしたち物流会社も、その歴史のバトンを受け継ついで、毎日皆みなさんのもとへ荷物を届けています。

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